俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第三話「俺の友達が眼鏡を外すわけがない」

沙織「そして私は、姉の頬を叩く為に海外に行ったのです」
三人「ブルジョアジー！ブルジョアヌー！」


と言う訳で、今回はなぜただの深窓のお嬢様「沙織」が
映画版では痴漢の冤罪まで掛けられた人っぽい名前の「バジーナ」に変わったのかというお話です。

沙織宅に突撃して「サプラーイズ！」するつもりが、実際サプライズすぎて
沙織の素顔を見てしまった事から始まった今回の過去話

元々内向的だった沙織が、姉の香織に連れられて、彼方を初めとした「オタク文化」
そして「友人」という新しいコミュニティに触れたものの、ただ「姉を通して」それに触れただけだったので
その姉と言う接点を失うと同時にコミュニティそのものも崩壊してしまった
姉が本来望んでいたであろう、自身からコミュニティの接点の一つとなり
そして、コミュニティそのものを牽引するという役割は果たせないままに終わってしまった。

これについて姉を恨んだ事はただの逆恨みで、本当は自分がイッチばん悪いという事に
その姉の言葉で気付かされた沙織は、その姉に応える方法として「自分でコミュを作る」という手段を選び
そして決心の場に居合わせた姉のコミュ「プリティガーデン」での最大の友人であり師匠でもある彼方から
彼女の新たな独り立ちへの祝いと、まだまだ照れ屋な彼女を隠す仮面を兼ねて「眼鏡」を授けられるのであった

そして今、沙織・バジーナは姉に恥じる事の無い「仲間達」のまとめ役になり
いつの日か、眼鏡がいらない沙織として仲間達と触れる為に邁進しているのである…と、そんな感じの話


話自体は非常にストレートで、演出なども抑えられている事からスッと入ってくるいい話だったんですが
今回登場キャラクターで重要な位置を占めていた彼方の存在が…ギギギ…
違う…俺は髪が赤くて短めのツインテで爛漫タイプで小さいならだれでもいいって訳じゃないはずなんだ…
一瞬でも気が迷い掛けたのは暗黒面のフォースとかアバドン虫とか釘宮の仕業に違いないんだ…





思わぬ形で訪れたキャラへの信仰が試される事態に俺のSAN値！ピンチ！