翠星のガルガンティア 第二話「始まりの惑星」

少女１「エイミー！ちゃんと羽は開いてから飛ぶ！」
少女２「安全確認しろー！」
？？？「１００個に一つぐらいは開かねェことがあるらしいぜ」
少女達「いや、あんた誰？」



とか言いつつ、今の地球の姿、レドとチェインバーが拾われた船団の人々など
様々な情報が開けてきた翠星のガルガンティア、第二話です


前回、住居不法侵入に痴漢の罪も合わさって追い詰められたレドとチェインバーは
状況を打開する為に、船団の偉くてきつめの眼鏡さん「リジット」と、チェンバーがなんとか解析した原語で
「オレサマ、オマエ、マルカジリ」レベルのオーラルコミュニケーションを開始
「怪しい物ではありません、私達はヒディアーズと戦う兵器です、ていうか人間ならお前らも仲間になれよ」という
怪しい人を通り越してヤバい人じゃねーか！な自己紹介を済ませます。

そんなヤバい二人？組を当然信用できない船団の皆は、とりあえず一番近くにいた
痴漢の被害者であるエイミーに話を聞く事に、そのエイミー自体は「普通」という意見だったものの
やっぱりよく判らないものは触れないに限る、という事で船団長も現状ではノータッチを決め込む事を決定。

そんな事はつゆ知らず、仲良し宇宙組の二人は「俺、武器持ってるし、状況変えちゃお？天下獲ろ？」とか
「だってこのままじゃ腹減るよ？それとももう一回寝る？」とか提案してくるチェインバーをしり目に
レドはまったりと彫り物をしながら「地球にこれだけ水と空気があるなら、新しい居住区になるよなあ」と
分にも合わない事を考えてチェインバーにツッコまれたりしつつ、レッツ軟禁スローライフを満喫。

そして夕刻、魚の死体を手土産に、今度は交渉役として現れたエイミーを相手に
「魚は、小骨を気にせずに頭から食うのが一番美味い」な袁紹さんムーブを披露したレドさんは
続く交渉で「私は宇宙から来た」という「あーこれはやっぱり駄目だ、医者を！」な事を示唆するも
直前に弟から「昔地球が凍りついた時に宇宙にトンズラした連中がいる」という事を聞いていたエイミーは
それをちゃんとした事実として受け止め、それに気を良くしたのかチェインバーさんも
「中の人も出ておいで」というエイミーを前に「中の人なんていないよ、ほらおじちゃんの中を見てごらん…」という
変態行為自分は機械であるという事実を露出する事に。

その行為で興奮してしまった少女エイミーは、この地球は一度凍りついた後にそれが融けて
陸地が消えて海だけになったウォーターワールドである事や、そこに暮らす人間は船を住処とした船団を組む事
そしてこの船団は「ガルガンチュア」という名である事と伝え
その話をしている最中に起きた、海に電光虫っぽいのが湧いて道が出来るという
人類の生活に欠かせない自然現象「銀河道」の誕生のメカニズムと、その必要性を説きます。

そして翌日、昨日の夜に見た星空からも座標の特定が出来なかった宇宙組が
「物も沢山あるし、ここでしばらく暮らすか…」と日寄ってたり
船団組が「喋る機械とか宇宙とか宇宙生物とかヤバすぎだろ…」と話し合っていた所に
先日船を出した、「ベローズ」率いるサルベージ船団が海賊に襲われ、こちらにも向かっているという急報が
ウォーターワールドだから海賊が出てくるのは仕方ないよね、助けてケビン・コスナー！

でもやっぱりケビンはいないし、いてもウォーターワールドには触れたがらないだろうしという事で
船団は自前の防衛艦隊を出すも、海賊の高速かつ海と空からの二面攻撃に大苦戦
サルベージ艦隊もあっさりと接収され、ハナハル絵の少女達が海賊たち相手に酷い事に！という寸前で
エイミーに頼まれ、そして自分達の交渉材料とする為の海賊の駆逐を請け負ったチェインバー＆レドが急行し
全身から発射したレーザーで、海賊の船団どころか船員一人ずつまでも蒸発粉砕して徹底的に駆逐完了
その想像を超えた凄まじすぎる力に、エイミーは呆然となるのであった…で〆


うん、嫌な予感しかしませんね！
ただでさえ「宇宙とかヤバい、あいつら格納庫も壊すし」とか怖がられていた所に、あんなものを見せつければ
「凄い」「助かった、ありがたい」と同時に「怖い」「あれヤバすぎだろ」の念がより大きく育つのは必定
このネガティブな感情がより大きな形になれば、もしかすると虚淵お馴染みの「魔の三回目」が来るかも…





「ユンボ」って言葉を聞くのは何年振りだろう、すげえ懐かしい響き